産後のトラブル① ~尿漏れ~
こんにちは。
堺市・高石市・和泉市・岸和田市・泉大津市の産前産後ママの救世主、訪問整体 ファミーユサンテの藤原です。
今回から産後のトラブルとして多い症状の原因と対策を書いていきます。
尿漏れはいつからいつまで?
尿漏れは妊娠中から産後まで長く続く症状の一つです。くしゃみをしたときや赤ちゃんを抱っこして立ち上がった時にドキッとした経験がある方は多いんじゃないでしょうか?
この時期の尿漏れは特別なことではないので、気にすることはないです。
今回は最後に尿漏れ対策のトレーニングも書いておきますので参考にして見て下さいね。
尿漏れの原因は?
①子宮による膀胱の圧迫
妊娠中は子宮が大きくなるのでその分膀胱を圧迫します。出産後も子宮の大きさはすぐには元には戻らない(子宮復古といって大体出産後6~8週)ので産後も同じように圧迫します。
膀胱が圧迫されると尿道を締めて我慢しようとする力よりも大きくなるので、くしゃみや咳などで少量の尿漏れが生じてしまいます。
②骨盤底筋の緩み
妊娠、出産をへて骨盤底筋という筋肉が緩んでしまうのも原因の一つです。骨盤底筋は腹筋や背筋などからできる筋群であり、緩んでしまうと尿漏れ以外にも
・骨盤のゆがみ
・お腹のたるみ
・姿勢の歪み
を引き起こすので産後はしっかりと締めて鍛えておきたい筋肉です。
出産のときに長時間いきむことで骨盤底筋は緩くなってしまいます。その結果、括約筋の締りも悪くなり尿漏れしてしまいます。
③妊娠中のトイレ習慣
妊娠中は膀胱の収縮力が落ちているので、おしっこをするときにいきまなければいけません。その習慣が残ったままだと、何かの拍子におしっこが漏れてしまう癖がついてしまいます。
尿漏れの対策は?
産後1~2か月(子宮復古の6~8週)でほとんどの方が治まりますので特に対策する必要もないですが、注意点としては
・骨盤底筋をしっかり鍛える
・重いものは持ち上げないようにする
です。また、コルセットやなどは正しく装着しましょう。間違った位置でなおかつきつく締めすぎると骨盤底筋や子宮が圧迫されて尿漏れが長引く原因になりかねないです。
また、自然に治るまでは上手に付き合っていかないといけないので、こまめにトイレに行くか、尿漏れシートを活用しましょう。
骨盤底筋トレーニング
①仰向けに寝転んで膝を立てます(両手は体の横に添わせるように置く)
②おしりを持ち上げる(おへそを突きだすように)
③おしりをあげたまま、おしりの穴をキュッと締めて10秒キープ
④30秒休憩してまた①~③を繰り返す
以上を1セットとして朝昼晩3セットずつやって頂ければ、骨盤底筋は鍛えられます。
セット数や回数は無理のない程度に調節してくださいね。
これを長くやっておくだけで老後の尿漏れ予防にもなるのでお勧めです。
最後に、尿漏れが長引く場合は膣炎などの疑いもあるので、我慢せずに病院へ行きましょう。次回も産後のトラブルについて書いていきますね。
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